【研究業績~論文】

【論文】(新着順)
2015年
・解説「『エクリ』を読む、ついに?――半世紀ぶりのラカンへの回帰のための覚書――」
『「エクリ」を読む:文字に添って』(上尾真道、小倉拓也、渋谷亮訳)、人文書院、pp. 261-277、2015年.

・「戦争から遠く離れて―イロニーの安全保障関連法案―」
『現代思想 2015年10月臨時増刊号 総特集◎安保法案を問う』、vol43-14、青土社、pp. 186-192 2015年.

2014年
・「精神分析実践とマゾヒズム:教育の舞台装置」
『I.R.S.―ジャック・ラカン研究―』、日本ラカン協会、No. 12、pp. 88-117, 2014年.

・「こころの動員―包摂装置としての戦争精神医学」
『現代の起点 第一次世界大戦』、第二巻(山室信一・岡田暁生・小関隆・藤原辰史編)、岩波書店、pp. 185-209, 2014年.

 2013年
・「心理的窮乏―Janetの精神療法の射程をめぐって―」
『精神医学史研究』、精神医学史学会、第17巻第1号、pp. 16-21, 2013年.

・「ジャック・ラカン、理論の実践:アルチュセールとの距離」
『人文学報』、京都大学人文科学研究所、第103号、pp. 73-100、2013年.

・「後期近代における〈こころ〉への配慮」
ワーキングペーパー『「再本質化」される親密圏と新たなシチズンシップ』、京都大学文学部GCOE『親密圏と公共圏の再編成を目指すアジア拠点』、pp. 98-115, 2013年.

2012年
・「フロイトにおける必然:「レオナルド・ダ・ヴィンチ」論をめぐって」
『人文学報』、京都大学人文科学研究所、第102号、pp. 65-87、2012年.

2010年
・「〈帝国〉のパラダイムにおける死の欲動について」
『ART CRITIQUE』、ART CRITIQUE編集部、No. 1、pp. 139-150、2010年.

2009年
・「近代精神医学の始まりにおける「人間」―ピネルとイデオロジー―」
『精神医学史研究』、精神医学史学会、第13巻第2号、pp. 125-131、2009年.

2008年
・「幼年期の踏査――アドルフ・ヴェルフリの妄想的自叙伝について――」
『日本病跡学雑誌』、日本病跡学会、第75号、pp. 45-55、2008年.

・「19世紀ヒステリー研究におけるイメージの問い」
『精神医学史研究』、精神医学史学会、第12巻第2号、pp. 90-99、2008年.

2007年
・「スペクタクル社会における視的欲動について―ラカン理論からの検討」
『新記号論叢書セミオトポス4 テレヴィジョン解体』、日本記号学会、4、pp. 182-201、2007年.

・「近代主体構造としてのフェティシズムについて」
『人間存在論』、京都大学 大学院人間・環境学研究科 大学院地球環境学堂『人間存在論』刊行会、第13号、pp.131-144、2007年.

2006年
・「近代精神医学におけるフェティシズム概念の導入」
『精神医学史研究』、精神医学史学会、第10巻第2号、pp.111-121、2006年.

・「ファンタジーを生みだす心」
『月刊言語』、大修館書店、vol. 35-No. 6、pp. 48-55、2006年6月.

2005年
・「幻想の喧騒-想像的なものの病理」
『人間存在論』、京都大学 大学院人間・環境学研究科 大学院地球環境学堂『人間存在論』刊行会、第11号、pp163-177、2005年.

2004年
・「狂気の排除とその不可能性について-コギトの過程と三つの<他者>」
『人間・環境学』、京都大学大学院人間・環境学研究科、第13巻、pp. 43-56、2004年.

・「症状の制度的利用―近代精神医学の知的基盤のひとつとして」
『精神医学史研究』、精神医学史学会、第8巻第2号、pp. 96-104、2004年.


【学位論文】
「人間の科学と精神分析―幻想の横断―」(博士学位論文)
京都大学大学院 人間・環境学研究科、2009年

「精神病構造と視の領野 あるいはアールブリュット以降の理性」(修士学位論文)
京都大学大学院 人間・環境学研究科、2003年


【翻訳・その他】(新着順)

・【書評】「H.ボーシェーヌ『精神病理学の歴史』」、『図書新聞』、3173号、2014-9-6.

・【エッセイ】「リレーエッセイ 第一次大戦を考える(19)」、『図書新聞』、3158号、2014‐5-17.

・【翻訳】アントニオ・ネグリ「スピノザにおける必然と自由」(上尾真道訳)、『別冊情況』第3期第10巻第7号、情況出版株式会社、2009年